2017年12月21日無垢材
今日のブログでは構造材を取り上げます。
構造材とは家の骨組みのことで土台や柱、桁、梁などですね。ここがしっかりしていないとしっかりした建物になりませんから重要な部分です。下の画像で、そのうちの桁、梁、母屋等をご覧下さい。ここに映っている木材のほとんどが桧になります。左の画像でとりわけ存在感を放っている黒い梁は何度かご紹介している古材の梁(150~160年前の地元の松)です。そして、天井の形は方形屋根(屋根形状の一種で、正方形で四方からの棟が中央の一点に集まる四角錐のような屋根)です。ここはリビングになりますので、屋根に沿って天井になるため天井も高く、古材の梁が見える素敵な空間になるはずです。
右の画像は片流れの屋根になる部分を屋内から見た画像です。これに見える木材は屋根の下地になる野地板も含めて全て桧です。野地板の上にはネオマフォームという高性能な断熱材を入れています。更にその上に垂木を渡してもう一度野地板を張ります。そして屋根を葺きます。
さて、下の画像は2階の床下地を写したものです。通常は合板を使用しますが、当社の場合は厚さが24ミリある杉の無垢板を使用しています。下から見たものが右の画像です。このままでも十分いけそうですね。この上に、ナラか杉の無垢のフローリング材を張ります。塗装は自然塗料です。せっかく、無垢材にこだわったのなら塗料までこだわるべきと考えます。建材を多用した家と比べ、空気が澄んでいる気がするとおっしゃるお客様が多いです。中には入ったとたんアレルギー反応が出る方でも、ここでは大丈夫と言われます。
© maru-chon DESIGN office
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