空気が澄む家 宇都宮の総ひのき豪邸 | 丸ちょんデザインオフィス

檜フローリングの特徴と種類|用途に応じた等級・厚み・塗装などの選び方、合板との価格差を解説

檜フローリングの特徴と種類|用途に応じた等級・厚み・塗装などの選び方、合板との価格差を解説

無垢材のフローリングにすると決めたものの、どの樹種を選ぶか迷っている方がいらっしゃると思います。

今回は総檜造りの家を建築している『丸ちょんデザインオフィス』が、「檜」の特徴や用途に応じた等級・厚み・塗装などの選び方、合板フローリングとの価格差を詳しくご紹介します。

檜は家づくりの材料として優れた木材ですが、用途に応じて別の樹種が適している部位もあります。

檜の魅力を存分に活かして家づくりをするために、ぜひ最後までご確認ください。

檜フローリングの特徴|メリット・デメリット

障子風の建具と足元の間接照明がある、檜フローリングの廊下

檜フローリングは、香りと素足に心地よいやわらかさ、明るい白木の色が魅力の床材です。

一方で、やわらかいぶん傷や凹みがつきやすいなどのデメリットもあります。

デメリットは木の性質から起きることで、フローリング材選びと施工の工夫によって軽減できます。

はじめに、檜フローリングのメリット・デメリットをご紹介します。

無垢材のフローリングは合板フローリングとは異なり見た目や質が変化していく点も特徴ですので、檜フローリングの10年後の変化もご確認ください。

檜フローリングのメリット

檜フローリングだけが持つメリットは、以下のとおりです。

  • すっきりとした香り
  • 杉より傷がつきにくく、広葉樹よりやわらかい、ほどよい硬さ
  • 淡い色とおとなしい木目で部屋が明るく見える

以下は、檜に限らず無垢材のフローリングが共通して持つメリットです。

  • 木の香りが年月の経過とともにやわらぐが、表面を薄く削ると戻る
  • 触れた足裏の熱を奪いにくく、冬も素足でひんやりしにくい
  • 年月とともに飴色へと色が深まっていく味わい
  • 表面ごと削って傷や汚れの補修が可能

檜フローリングのデメリット

檜は、節から樹脂(ヤニ)がにじみ出やすい樹種です。

日差しなどで床が温まると樹脂が出やすく、出た直後はベタつき、乾くと白く固まる点が、檜フローリング特有のデメリットです。

ほかにも、無垢材のフローリングに共通する以下のようなデメリットがあります。

デメリット・デメリット軽減方法をあわせてご紹介します。

デメリット デメリット軽減方法
傷・凹み
檜は杉よりは硬いが、ナラなどの広葉樹よりやわらかく、物を落とすと傷や凹みがつくことは避けられない
「節あり」のフローリング材を選ぶと傷や凹みが目立ちにくく、凹みは濡らした布の上からアイロンを当てると戻ることがある(無塗装・オイル仕上げの場合)
水ジミ・黒ずみ
水や皮脂を放置するとシミや黒ずみになる
無塗装・オイル仕上げなら、表面を薄く削ると消せる
隙間・反り
・湿気で伸び縮みし、乾燥する冬は板の間に隙間が開く
・湿気の多い夏は板がふくらんで押し合い、浮き上がる「突き上げ」や、板どうしがこすれて歩くと音が鳴る「床鳴り」が出ることもある
伸び縮みを見越した施工が可能な、無垢材の取り扱いに慣れている施工会社を選ぶ
床暖房
フローリング材が乾くため、隙間や割れが出やすい
床暖房に対応した無垢材を選び、床暖房の温度がその材の対応範囲に合うか確認する
価格
1枚ずつ反りや色を見て、伸び縮みの逃げをとりながら張るため、張る手間が複合より多い
予算に応じて檜フローリングを張る範囲と等級で全体の費用を調整できる

檜の心材(中心に近い赤身の部分)は腐りにくいという特徴を持っているため、住宅の土台(地面に近く、湿気の影響を受けやすい部分)や浴槽などに活用されてきました。

また、法隆寺の柱には檜が使用されていて、1300年以上たった今でも建物を支えていることなどから、檜には「水や湿気に強い」「年月とともに強くなる」というイメージがあります。

しかし、腐りにくいのは檜の心材の性質で、年月とともに強くなるのは木材の強度の話です。

どちらも、檜フローリングの表面が水ジミや傷に強いという意味ではありません。

こちらの記事で「檜と杉の違い」という視点からの、檜の強度などもご確認いただけます。

檜フローリングの10年後の経年変化

檜フローリングは、10年かけて色・隙間・香りが次のように変わっていきます。

  • 色:白っぽい淡い色から、数か月〜1年で黄みが強くなり、数年〜10年で落ち着いた飴色になります。
  • 隙間:新築から1〜2年は冬の隙間が目立ち、その後も冬に開いて夏に閉じる伸び縮みは続きます。
  • 香り:入居直後がもっとも強く、1〜3年でやわらぎます。表面を薄く削り直すと、新築時に近い香りが戻ります。

檜などの無垢材のフローリングのメリット・デメリットや経年変化から、無垢材ならではの変化を味わいとして楽しめる方は、無垢材の選択が向いています。

こちらの記事で、檜フローリングを選択して後悔する方・しない方の特徴もご紹介しているので、ぜひご確認ください。

檜フローリングの種類と用途に応じた選び方|等級・厚み・塗装など

檜フローリングを張った、薪ストーブのあるリビングと和室

次に、檜フローリングの種類もご紹介します。

檜フローリングは以下4種類で、それぞれ香りや肌ざわり、使い勝手が異なります。

  • 無垢材
  • 挽き板
  • 突き板
  • シート

無垢材

「無垢材」は1枚の檜の板から削り出した床材で、香り・肌ざわり・経年変化をもっとも楽しめます。

等級は床材としての強さには関わらないため、「見た目の好みとご予算」で選択しましょう。

無垢材は品質に幅があるため、価格に関わる品質を一覧表にまとめました。

項目 概要 価格への影響
等級(節の量) ・節あり
傷やシミが目立ちにくい
・小節・上小節
節が小さく少なく、離れて見ると目立たない
・無節
木目がそろい上品だが、傷やシミは目立ちやすい
・節が少ないほど高い
・上小節は節ありの約1.7倍、無節は約2倍
木取り(板の取り方) ・柾目(木目がまっすぐ平行に並ぶ板)
反りや伸び縮みが小さい
・板目(木目が曲線を描き、模様のように見える板)
表情が豊かで、流通の多くはこちら
柾目は1本の丸太から取れる量が少なく高い
厚み ・15mmが一般的
・厚いほど削り直せる余地が増える
厚いほど高い
幅 幅広は木目が映えるが、伸び縮みが大きく冬の隙間が目立ちやすい 幅広ほど高い
長さ ・一枚もの
継ぎ目のない長い1枚の板
・ユニ
短い板を継いだ板で、継ぎ目が見える
一枚ものは高く、ユニは価格を抑えられる

無垢材は用途に応じた塗装によって、日常のお手入れの手間が変わります。

※無垢材の檜フローリングのお手入れの基本は「掃除機をかける」か「乾拭き」で、汚れたときだけ固く絞った布で拭いてすぐ乾かします。

塗装の種類 日常のお手入れ
無塗装
(感触や香りが最もよく残る)
・水や汚れが染み込みやすい
・シミは紙やすりで軽く削って直せる
オイル(浸透型)
(感触が残る)
・水をはじく
・年1回程度塗り直しが必要
・日常の水拭きは避ける
・傷は部分的に削って塗り直せる
ウレタン(造膜型)
(感触・香りが弱まる)
・汚れに強く掃除が楽
・塗膜の傷は白く目立ち、部分補修が難しい
・あとからオイル仕上げに変更しにくい

ご紹介してきた特徴から、無垢材の檜フローリングの使い分け例もご紹介します。

部位 組み合わせの例
LDK ・節あり〜上小節×オイル塗装
(食べこぼしや水はねに備える)
寝室・和室(布団を敷く) 上小節〜無節×無塗装かオイル塗装
(素足の感触を優先する)
廊下・玄関ホール 節あり×オイル塗装かウレタン塗装
(砂ぼこりによる擦り傷に備える)
洗面・脱衣所・キッチンの足元 節あり×ウレタン塗装×マット使用
(水滴や皮脂汚れなどに備える)

ちなみに、ペットがいるご家庭では、「節あり×無塗装かオイル塗装」の選択をおすすめします。

最も汚れに強いのがウレタン塗装ですが、滑りやすい点がネックとなります。

無垢材の檜フローリングを選択する場合には、施工精度が隙間・突き上げ・床鳴りといった変化に大きく影響するため、無垢材や檜の扱いに精通している施工会社を選ぶことが重要です。

丸ちょんデザインオフィスは国産檜を使用した総檜造りの家の専門家ですので、栃木県や首都圏で檜などの無垢材や自然素材を使用した家づくりをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

〈対応エリア:栃木県を中心に、首都圏対応〉
※ご相談無料、無理な営業や勧誘は行っておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

〈栃木県宇都宮市宝木本町/ご予約制〉

挽き板

「挽き板」は、合板などの基材に、2〜3mm前後の檜の板を張った複合フローリングです。

挽き板の特徴は、以下のとおりです。

  • 表面は本物の檜なので「見た目と肌ざわり」は無垢材に近く、香りは無垢材よりおだやか
  • 表面の檜にも節あり・無節の違い(等級)がある
  • 表面が薄いため、無垢材のように深く削り直すことはできない
  • 工場で塗装された状態で購入するのが一般的

挽き板は伸び縮みが小さいため、床暖房を入れる部屋への採用、冬に隙間が出ることが気になる方に向いています。

突き板

「突き板」は、0.3〜1mm程度のごく薄い檜を基材に張った複合フローリングです。

突き板の特徴は、以下のとおりです。

  • 見た目は檜ですが、香りや肌ざわりは控えめ
  • 表面は塗装で保護された製品が多く、手入れが楽
  • 削り直しはできず、深い傷は補修材で直すか張り替えが必要

突き板は、価格と手入れのしやすさを優先したい部屋や、床暖房の部屋に向いています。

見積書に「天然木化粧」とだけ記載されている場合には「挽き板」「突き板」どちらか判断できないため、施工会社へご確認ください。

シート

「シート」は、基材に檜の木目を印刷したシートを張った複合フローリングで、檜の木材は使われていません。

傷や汚れに強く色も変わらない一方で、檜の香り・肌ざわり・経年変化はないため、「檜らしさ」を求めている場合は、候補から外してください。

檜フローリングと合板フローリング・ほかの無垢フローリングとの価格差

梁を見せた天井と檜フローリングのリビング

次に、檜の無垢フローリングと「合板フローリング」「ほかの樹種の無垢フローリング」との材料費の価格差をご紹介します。

節ありの無垢材であれば、合板を基材にした複合フローリングとの価格差は大きくありません。

床材 材料費の目安(/㎡)
檜の無垢材 ・無節:約8,000〜13,000円
・小節〜上小節:約7,000〜11,000円
・節あり:約4,500〜6,500円
杉の無垢材 ・節あり:約5,500〜8,000円
ナラ(オーク)の無垢材 ・ユニ(短い板をつないだ板):約6,000〜8,000円
・一枚もの:約10,000〜19,000円
複合フローリング(シート・突き板) 約8,000〜14,000円
複合フローリング(檜の挽き板) 約24,000円

※通販価格(送料・施工費を含まない)を参考にしてご紹介していて、無垢材は厚み15mm・無塗装の価格のため、工場塗装品は1,000〜1,300円/㎡前後高くなると想定できます。

複合フローリングの価格は定価で、実際の購入価格は下がることが多くあります。

一部屋分・家一軒分のフローリング価格は、上記の材料費に「施工費用」を加えて考える必要があるため、例をご紹介します。

無垢材を採用する面積と等級で費用を調整できるため、参考にしていただけると幸いです。

【例】

張る範囲 檜の無垢材・無節 檜の無垢材・節あり
LDK 20畳(約33㎡) 約45万〜62万円 約32万〜39万円
1階の居室(約50㎡) 約67万〜94万円 約49万〜60万円
家全体(約100㎡) 約135万〜187万円 約98万〜119万円

※上の表の金額に端材のロス分(5%)を加えて材料費を計算しています。

施工費は、国の公共建築工事の積算基準と栃木県の公共工事設計労務単価(2026年3月から適用)から、1㎡あたり約5,100円として計算し、諸費用は含めていません。

フローリングを張る費用は施工会社によって異なるため、最終額は施工会社へご確認ください。

床だけでなく、構造材から内装まで檜でつくる「総檜造りの家」の価格は、こちらの記事でご確認いただけます。

丸ちょんデザインオフィスは、「床下・壁の内側まで自然素材の住宅」を、標準仕様で建築しております。

栃木県や首都圏で、空気が澄む「檜と自然素材の家づくり」にご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

〈対応エリア:栃木県を中心に、首都圏対応〉
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〈栃木県宇都宮市宝木本町/ご予約制〉

檜フローリングQ&A

檜張りの勾配天井と檜フローリングの2階ホールと書斎コーナー

最後に、檜フローリングについて丸ちょんデザインオフィスがよくいただく質問・回答をご紹介します。

Q.檜フローリングに布団を直に敷いてもカビない?

A. 檜フローリングに布団を敷いたままにすると、高い確率でカビが発生します。

これは、複合フローリングを選択しても同様です。

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれ、布団と床の間に湿気がこもります。

木が吸える湿気には限りがあり、布団を敷きっぱなしにすると、フローリングが乾く時間がないため、カビの温床となります。

布団だけではなく、檜フローリングの部屋で洗濯物の室内干しをして換気をしない場合には、家具の裏側などにカビが発生します。

Q.檜フローリングの節のまわりに出る白いものは何?

A. 檜フローリングの節のまわりに出る白いものの多くは、節からにじみ出た樹脂(ヤニ)が固まったものです。

檜は樹脂がにじみ出やすい樹種で、乾いて固まると白っぽくなります。

樹脂が出て固まった場合には、以下の対処法で取り除くことが可能です。

  • 固まる前なら、エタノール(消毒用アルコール)を含ませた布で拭き取れる
  • 白く固まったものは、ヘラなどで軽く削り取る(無塗装・オイル仕上げなら紙やすりで整える)

「拭いても広がる」「黒や緑の点が混じる」「湿った場所に出る」といった場合にはカビの可能性があるため、「24時間換気を止めていないか」など、室内の換気状況を見直す必要があります。

まとめ

檜や無垢材のフローリングについて、特徴・選び方・価格などをご紹介してきました。

檜特有の香りや感触に包まれた暮らしを楽しみたい場合は無垢材、伸び縮みや手入れの手間が心配な場合には挽き板や突き板といった使い分けも可能ですので、ご予算とライフスタイルに応じた選択をしていただけると幸いです。

また、檜フローリングは経年変化によって味わいが深まりますし、表面を削ることで年月が経過しても香りを復活させることが可能です。

次の世代に安心して引き継げる「総檜造りの家」という選択もございますので、ご興味をお持ちの方は、丸ちょんデザインオフィスのモデルハウスで、檜と自然素材に囲まれた空間をご体感ください。

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